2025.09.28Toyroro

うさぎ うさぎ なに見て跳ねる @伊丹

今月は約3年ぶりに皆既月食が観測されました。未明の天体ショーは静かに過ぎ去り、月はいつものように私たちをそっと照らしてくれています。
古くから月の表面に見える影は「兎が餅をついている」姿に見えると伝えられてきました。満月に兎を重ね、供えた団子や旬の作物をいただくことで、健康や幸福を祈願したとされるお月見文化。当園でもそのような伝統行事に触れてもらおうと、お月見団子のゲームを用意しました。

ゲームは餅つきを模したもの。団子を板に置き、杵を振り降ろしてザルに跳ばします。一度目は私たちと一緒におこないました。団子が思いのほか宙を舞って落ちるため、初めは呆気に取られていたキッズたち。繰り返すうちに友だちの声援を受けながら、少しずつコツを掴んでいきました。次第に夢中で団子を配置し、杵を振るう姿はまるで職人のようで、周囲から笑い声が溢れていました。

小さなキッズたちも挑戦! カメラマンに人見知りをするキッズもゲーム中は真剣そのもの。ただし、跳んでいく団子より足元に散らばった団子のほうが気になる様子でした。日ごとにできることが増え、先輩キッズたちと同じ時間を共有しているこの時期の光景がとても嬉しく感じます。