2025.09.28Toyroro

うさぎと迎える「秋の宵」@甲子園口

お月見と言えば、満月をながめながらお団子を食べるイメージがありますが、本来は秋の農作物が無事に収穫できたことに感謝し、豊作を祈願する日でもあります。地域によっては、子どもがお菓子やお供え物をいただきに近所をまわる風習もあるそうです。
今年のお月見イベントは、そんな思いを込めて「お団子づくり」や「さつまいも綱引き」など、秋をまるごと楽しみました。

【お団子づくり】
朝の会で絵本『だんごたべたいおつきさま』を読み、お月さまとお団子への興味がふくらんだところで、お団子作りの説明です。
袋の中には豆腐と白玉粉。子どもたちはその袋を見つめながら、真剣に作り方を聞いていました。手作りのエプロンと三角巾を身につけると、いよいよお団子作りの始まりです。 袋を揉んで耳たぶくらいのやわらかさにした後は、手のひらでコロコロと丸めていきます。「おいしくなるかな?」「もっとまんまるにする!」と、楽しみながら工夫する子どもたちの姿が見られました。

【さつまいも綱引き】
お団子づくりが終わると、エプロン姿からうさぎさんに変身! 順番に「さつまいも綱引き」が始まります。
0歳児さんは先生たちと一緒に「よいしょよいしょ」とかわいく引っ張り合い、最後にはさつまいもをパクパク食べるまねっこ。1歳児さんは初めての綱引きに少し戸惑いながらも、やさしく引っ張り合い、ほんわかした空気が流れていました。そして最後は2歳児さん。力強いペアと、子どもと先生のペアが戦います。どちらのペアも思いっきり「えい!」と引っ張り合い、勝敗がつかないほどの熱戦となりました。

【つきよのばんに】
収穫のお祝いに踊ったのは『つきよのばんに』。さつまいもを持って「へい!」と掛け声をしながら踊ります。恥ずかしがっている子どももいましたが、たぬきやうさぎ、ヘビになりきる子もいて、全力で踊っていました。

【手作りおやつ】
待ちに待ったおやつの時間です!
机には、〈こしあん・さつまいもあん・きなこ・みつ〉の4種類のトッピングが並んでいて「これにしようかな?」「さつまいもあんがいい!」と、それぞれ好きなトッピングを選んでいきます。自分で作ったお団子を嬉しそうに頬ばっていました。お団子が初めての子も、ぺろりと完食!

イベントを通して、日本の伝統行事を身近に感じ、自分で作る喜びや友だちと一緒に取り組む楽しさを味わってくれたと思います。