2025.09.14あらたか
「もうすぐ9月だね…そろそろ秋がおとずれるかしら」
「まだまだ暑いでしょ」
「夏といえば花火だね」
「もう何十年もしてないわ」
「花火、します?」
そんな何気ない会話から、「hanare伊丹(小規模多機能型居宅介護)」では、はじめての花火大会を開催することになりました。
当日を楽しみにされていたご利用者さまの中には、花火を見たい一心で「ドキドキの初お泊まり」に挑戦された方もいらっしゃいました。花火の話題で盛り上がるうちに「私も泊まれるかしら?」と急きょ参加を決め、女子会のようにわいわいと夜を迎えた方もおられました。
夕暮れとともに空が少しずつ暗くなり、「そろそろだね」と待ちわびていると、浴衣姿のお子さんと一緒にスタッフが遊びに来てくれました。場が一気に場が華やぎ、いよいよお待ちかねの花火大会がはじまりました。
「わぁ~キレイ」「いいですね」「煙が…」とみなさま思い思いの言葉を口にされ、最初は「私は見てるだけでいいの~」と仰っていた方も、数十年ぶりに花火を手にし、楽しそうに夜空に花火を咲かせてくださいました。
きっと来年の今頃は「何十年も花火をしていないわ」ではなく、「去年も一緒に花火をしたね」「夏が来たから今年もしようね」とそんな会話が聞こえてくることでしょう。
日によって少し風が秋めいてきた今日この頃――また一緒に夏を感じて過ごす来夏が、今から楽しみです。