【hanare伊丹】ほろ苦いコーヒーと、あたたかな別れ

明日、他府県の施設へご入居されることとなったYさま。本日が「hanare伊丹（小規模多機能型居宅介護）」での最後のご利用日となりました。

以前より「いっぺん外の喫茶店で、おいしいコーヒー飲みながらケーキでも食べようや～」と仰っていたYさまのご希望を叶えるべく、仲良しのTさまとご一緒に、近隣の有名珈琲店へ、ティータイムにお出かけしました。
お店に到着すると、「初めて来たけど、キレイでええ店やな～」とお気に召されたYさま。ふだんは車椅子をご利用されているTさまも「私、杖で歩いて入るわ」と意気揚々！

生粋のコーヒー好きのお二人。揃ってホットのブレンドコーヒーとミニデザートを注文され、ゆったりとした時間のなかで、日常とは一味違う雰囲気を楽しまれていました。
そして「今度はこの店でサンドウィッチ、スパゲッティも食べよう！」「また来よう！」と語り合い、笑顔のお別れとなりました。

Yさまとの最後の想い出作りとなってしまい残念に思う気持ちと、また新しい環境でもYさまらしく、人生を謳歌していただけたら……と願う気持ち。一緒に飲んだブラックのホットコーヒーは、いつもよりほろ苦く感じた――そんな心に残る「hanare伊丹」での最後の１ページとなりました。