2025.04.28あらたか
さぁ、やってきました桜の季節。
「いつ咲くか、天気はどうだ」とやきもきしていたお花見担当のスタッフの心配をよそに、今年もhanare宝塚(小規模多機能型居宅介護)では、多くの方がお花見を楽しむことができました。
今年の目的地はリニューアルオープンした近くの競馬場です。
春休みの午後ということもあり、たくさんの親子連れがレジャーシートを広げて、にぎやかにお花見を楽しんでいました。その様子をにこやかに眺めながら、この日のために皆さんと千代紙で飾り付けた特製のお皿と紙コップで、甘いおやつとあたたかいコーヒーを味わいました。
桜はもちろん、馬も見ることができるのが競馬場のよいところ。
平日のためレースはありませんでしたが、厩舎から顔を出している愛くるしい姿を見ることができました。スタッフの間で「あれはポニーなのか、馬なのか」という論争が起こりましたが、ご利用者さまの「あれは馬」という一言で無事解決しました。
子どもが小さかったころにポニーの乗馬体験に連れて行ったと話すスタッフもいるなど、宝塚市に住むご利用者さまにとって競馬場は身近な存在のようです。
「主人に内緒で友だちと行っていたのよ」と笑うご利用者さまや、「昔、母が好きで競馬場に通っていたんです。勝つ買い方じゃなかったですけどね」と懐かしむご家族さまもおられました。
普段は静かにフロアで読書を楽しんでいるご利用者さまも、この日はご家族さまに「楽しかった。馬もいた」と話してくださっていたことをお聞きしました。
青空の下、大きなスクリーンや広々としたコースを眺めると、長かった冬の終わりを感じるとともに、新しい季節の始まりに気持ちも明るくなるようでした。
今年のお花見は、桜はもちろん久しぶりの馴染みの場所で懐かしい思い出がよみがえってきたものになったのではないでしょうか。
今年の桜は終わってしまいましたが、また来年も皆さんとお花見を楽しみたいですね!