春爛漫　＠伊丹

目的地の昆陽池公園までは、皆でバギーに乗って出発です。前方を進む2台の賑やかさとは対照的に、後に続くベビーカーのキッズは早くも夢の中へ……。心地良い風に包まれて、眠くなるのも頷けるほど。公園に到着したときの集合写真には、そんな気持ち良さそうな寝顔がしっかりと収められていました。

広場の脇には咲き始めのツツジが点在し、手入れされた花壇には色とりどりの花々が咲き誇っていました。中でも、子どもたちがよく知っているチューリップを見つけると、「あまいにおいがするね」と素敵な言葉が聞かれました。

さらに公園の奥へと進むため、私たちと手を繋いで周辺をお散歩。歩道には桜の落ち葉が広がり、ザクザクサクサクと足裏の感触をたしかめながら歩く子どもたち。ペットを連れた方や清掃中の方、ベンチでストレッチをする方など、すれ違う人たちからは優しい眼差しを向けられ、のんびりと暖かな時間が流れます。目的地に着くと、木陰の下にシートを広げて皆でひと休み。休息のおともは「りんごジュース」です。空の下で飲む味は格別で、夢中で飲み進めていました。

蝶々が舞う芝生の上を思いきり駆け回ったり、芝の間からタンポポを見つけて観察したり、思いおもいに過ごすキッズたち。公園内を流れる小川では、小魚やエビなど普段あまり見る機会の少ない水辺の生き物にも遭遇。自然とのふれあいに心が弾む、春らしい一日となりました。